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『スタンディングオベーション』を観劇した話

スタンディングオベーション

観劇してきました!

 

約半年ぶりの現場、、、

ジェシーに会うのは1年半ぶり、、、

生きててよかった〜!!!

ジェシーにとっての初の外部舞台は、私にとっても人生初のジャニーズ以外の外部舞台でした。

 

当日。汗かきたくないなと思って早めに家を出たにも関わらず、双眼鏡を忘れたことを思い出して、大急ぎで家に帰る羽目になり、汗だくで到着した、初めての赤坂ACTシアター!!!

今回私はFCは落選して、ローチケ枠でお席をご用意いただきました。

あまり期待はしていなかったものの、発券までドキドキでした、、、ご用意いただいたお席は

1階後方端っこ!!!!

うわ〜これ絶対見切れだ!見にくそうだな、、、が率直な感想。

その日から当日まで、Google先生「ACTシアター 見切れ」「ACTシアター 見やすさ」など血眼になって尋ねまくる日々。

Google先生も私の必死さにびっくり)

傾斜があるから見やすい!見切れがない!という言葉が多かったものの半信半疑で入場すると、

ち、ち、ちかい〜!!!

 

全然見切れないじゃん!!!むしろここでこの見やすさなら、真ん中の方々どれだけ見やすいんや?!と驚きました。

 

会場内にあるポスターは『ジョージ二世』仕様で、「そうか!私たちは『ジョージ二世』の観客でもあるのか!」とワクワクしました。

 

こういう細かいところの演出刺さる〜!!

 

お気に入りのシーンや感想を綴ります!

⚠︎ここから少しネタバレを含みますので、まだ観劇前の方はご注意ください。

 

 【あらすじ】

『ジョージ二世』という歴史劇の劇場で起こる劇場劇。

その舞台でジョージ二世を演じるのは、大手事務所所属の大人気アイドル鳴島誠也(ジェシー)。晩年のジョージ二世を演じるのが若いアイドルで、息子役が演劇界の重鎮である大場さん、などチグハグなこの舞台

そんな『ジョージ二世』の劇場に逃亡中の犯人が紛れている!と刑事がやってきて、公演中止の危機に。しかし、「Show Must Go On」なので、犯人を探しながら上演するということに。(ジェシーが「ShowをMustでGo Onする!」っていうの可愛かった)

舞台は無事最後まで上演できるのか?!犯人を捕まえることはできるのか?!

 

*お気に入り①オープニング

幕が開け、『ジョージ二世』のスタンディングオベーションのシーン。

ジェシー演じる鳴島誠也が語り始める。スタンディングオベーションは、「場違いなタイミングで立ち上がり、サイリウムやうちわを振る僕のファン」「周りが立ってるからとりあえず立っとくか〜」「規制退場だから、トイレ行くふりして今のうちに出ちゃおう〜」やスタンディングオベーションあるあるを語り。

そして、若い自分が年老いたジョージ二世を演じているのは、「『主役しかやらせない!』という所属している大手事務所の意向で〜」など、ちょっとブラックジョーク的なことをかましてて、笑いました。

ここでジェシーが話している間、他のキャストの方々は静止しているのですが、「そろそろみなさんきついですね?」のジェシーのセリフに「うんうん」と頷き、このシーンが終わるのめっちゃユーモアあって面白かったです。

 

登場0.1秒からジェシーのオーラがすごい。

背が高いから、ジョージ二世の王族衣装がめちゃくちゃ似合う!!舞台が似合うな〜と思ったんですが、ここからどんどんその思いが強くなって、終演後には「舞台似合うな〜!!!もっと舞台のお仕事来るんじゃない〜!!!」ってTBSビルに向かって叫びました(嘘)

 

オープニングでわかるやつ

絶対面白いやん!!!!

 

*お気に入り②舞台上に設置されたモニターの使い方

これめっちゃくちゃ面白かった!!

このモニターは大活躍で、十数台設置されていて一つ一つはテレビくらいのサイズなのですが、シーンによって、監視カメラのように劇場の様子が映ったり、客席の私たちが映ったり、はたまた左右に散らばり「ジョージ二世」の大道具的な役割を担ったり、、、

例えば、最初に殺人が起きたと説明するシーンで、突然モニターが動き出し、映し出されるのはひるおびの「しらかわ幹事長が誰かに殺された。犯人は逃亡中!」のニュース。

TBS制作だからできるリアリティ!!!最高〜!!!

 

 

*お気に入り③刑事さんの発言

刑事さんは舞台に興味がないので、「この舞台の何が面白いんだ?」的な発言だったり、「また1人寝た!」など、ズバズバ言うので面白い。それに対して、完全に否定できない表情で「芸術ですから!」で乗り切ろうとする演出家たちも面白い。後半は、「面白くない」て認めてたけれどwwwww

私が1番好きなのは、「犯人はどうやってこのプレミアムチケットを手に入れたんだろう?」と言う話題の時、「家族とか友達と協力してファンクラブに複数入ったり、当日行けなくなった!ってチケットを譲ってもらったりしたんじゃないですか?」となんだかよく聞くシチュエーションが聞こえてきまして、、、笑 

ジャニオタやん!なんて言えない(小声)

会場内からクスクス聞こえてたぞ!みんな同じこと思ってたよね?!

 

 オープニングから時たま出てくる絶妙なブラックジョーク感、共感できる感がめちゃくちゃ面白い。

*お気に入りシーン④「ジョージ二世」で突然始まるミュージカル

ここで刑事さんが「ここにきて突然のミュージカル!?」という疑問に「この一曲だけね、、、大人の事情です」というのもめっちゃ面白かった。

そして、ジェシーがめちゃくちゃうまい。本当にうまい。ワンシーンだったけど、すごい感動した!

そしてこのシーンの後、舞台裏で

刑事さんに「ミュージカルよかったよ!エリザベートとか出たら?」と言われ、「メンバーが出てます」と答える誠也。

SixTONESを感じさせる台詞もとってもよかったです。

*お気に入りシーン⑤客席を巻き込んだ演出

なんとこの舞台、客席降りがあるんですよ!

1回目は、マスクをつけているからなかなか犯人が見つけられない!ということで、絶対にサイズの合っていない女性従業員の制服に身を包み、客席に潜入することに。

本当に!客席に!登場します!しかも潜入じゃなくて、ゴリゴリに目立ちながらうろちょろする3人が面白かったです。柱登ってるやん!潜入の概念wwwwとなりました。

そんな刑事さんのせいで、真剣なシーンなのに全然集中できない誠也たち。

2回目は、劇場に犯人がいるという情報を得たテレビ局の取材班が客席にやってくるのを追いかけて止めるシーン。

モニターに映る客席が私たちなのもそうだけど、この客席降りによって、自分たちも「ジョージ二世の観客」なんだという認識が強まります。

ジェシー「お客さんもキャストです!」と言っていたのはこういうことか〜!となりました。

 

*お気に入りシーン⑥エンディング

結局犯人はシラカワ幹事長の息子。そして、彼にチケットを渡したのは、彼の役者になりたいという夢を応援していた 大場さんでした。そんなシラカワ親子とジョージ二世のラストシーン、ジョージ二世が息子フレデリックを許すシーンが重なっていると感じたキャストたち。

「僕たちの芝居で許してあげましょう!」とラストシーンへ向かう、鳴島くんと大場さん。本来息子は自ら命を断つというシナリオだが、「剣を床に置け!生きて償え」というアドリブで締めくくります。

今まで犯人を探す!という流れでたくさん面白いポイントがたくさんありましたが、締めくくりが笑いだけではなく、愛に溢れていたのがよかったです!

 

*お気に入り⑦スタンディングオベーション

そりゃ!この舞台の最後のお気に入りはスタンディングオベーションでしょ!!

ただスタンディングオベーションのタイミングめちゃ難しかったwww

1回目は『ジョージ二世』としてのスタンディングオベーションがあり、そこ立つのかな?と思ったけど、立たず。(まあ確かにこれも本編だもんなあと納得)

その後『スタンディングオベーション』としてもスタンディングオベーション

手ちぎれるくらい拍手しました。それくらい素晴らしかったんだもん〜

最後は「11日にマスカラ出ます!」とひょっこりジェシーが教えてくれました。

 

すっっっごく面白かったです!!!

『ジョージ二世』という歴史劇と、その舞台裏のシーンと2つが同時進行になるスタンディングオベーション。これって下手したら何がどうなっているかこんがらがってしまうこともあると思うんですが、この対比がすごく上手で、わかりやすかったです。

人生で舞台を観劇したことがない!みたいな人でも楽しめると思います(例えばジョージ二世のような歴史劇には興味ない方とかね!)

総じて、

秋元康さん天才〜〜〜〜〜!

 

そして、なんと言っても

我らがジェシー!!

最高でした!!!!

「緊張している」と言っていたし、きっと緊張していたんだろうけど、そんなことを感じさせないくらい舞台に立つジェシーは座長という言葉がふさわしい堂々とした姿でした。

『ジョージ二世』のジェシーは晩年のジョージ二世を演じているので、声はジョージ二世仕様で低め。半分くらいこの声で舞台に立っているので凄い。1ヶ月間ほぼ毎日ある公演、喉お大事にね。

寺脇さんとのやりとりなどから、素敵なキャストの方々に囲まれているな〜と思いました!

 

私にとって初めての外部舞台観劇が、『スタンディングオベーション』で嬉しい!

ジェシー!!

素敵なエンターテインメントとの出会いをありがとう!

 

まだまだコロナ禍で不安な日々が続きますが、キャスト・観客の皆さんが健康で、舞台を完走できることを祈っています。